旅のはなし―②はじめての旅に向けて―

母の淡い希望もあって、英語教材(NHKの子供向け。かなりよかった)のテープをよく聞いて
いたのですが、おかげでおおまかな日常会話は中学に入るまでにはわかるようになりました。
そこで、中学入学と同時にNHKラジオの基礎英語と続基礎英語(むかーしむかし、おばちゃんの
ころはこの2つしか講座なかったんや)の視聴をスタートしました。
朝は6時前に起き、毎日休まずに聴いて、発音練習も大きな声でがんばりました。
中1の9月から、YMCAの英語教室へ通うことになり、レベルチェックを受けましたが
その結果、ビビリな性格が災いして小学生のクラスへ…(哀)
それから猛特訓したおかげで、1ヵ月後には中3のクラスへ編入することになりました。


少人数で、教えてくれる先生はいろんな国籍の先生で楽しかったです。
アメリカ英語にとらわれることなく、イギリス英語、オーストラリア英語、アジア圏の英語
(フィリピン出身の先生がいらっしゃったので)を耳にし、祖父の言ったとおり世界には
さまざまな人が暮らしていることを肌で感じました。
幼いころからテープを聴いていたせいもあり、おいらの発音はアメリカの標準英語に近いです。
だから、発音が聞き取れないと困ることもなく、順調に力をつけていきました。


母が発見した「暗唱大会」のチラシで、大会に出ることに。
通っている教室内での大会で3位以内に入れば、YMCAで開催されるアメリカの研修旅行に参加しても
よいと言われたため、がんばろうと思いました。
祖父の話してくれた外国へ出るチャンスがやってきました。
しかし、どうすればよいのか全くわかりません。
見かねた母がおいらをYMCAへ連れて行き、英語が全く話せないのに身振り手振りで外国人の
先生に「プライベートコーチになってやってほしい」と頼んでいるようでした。
熱心さをかってくれたとあるアメリカ人女性がコーチをかってでてくれ、週3回のレッスンが
始まりました。
レギュラーのクラスの前、それ以外にも部活を休んでレッスンに通ってがんばりました。
その成果が…大会では2位に入賞。
約束どおり、約2週間の研修旅行へ参加することになりました。


今日はここまで。
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